――そろそろ、卒業シーズンが近づいてきてますね?
くろせ「エピソード…、あるけど。高校の時が一番トークの華にはなるかなと思うので」
はる「うん、うん」
くろせ「色んなところでお話はさせていただいているんですけれども。大学が付属の高校だったんですね。なので卒業式をやると言っても、96%が上に行くんですよ。なのでみんな『次の入学式で会おう!』みたいな」
はる「うん、うん」
くろせ「もちろん泣いてる子もいたんですけど。とくにそんな、切ない思いで泣いてるとかは無くて」
――その中でも他大学組は別の「切なさ」があったようで?
くろせ「僕だけが一人切なさが違って。その日、国立大学の前期の合格発表だったんですよ」
はる「うんうん」
くろせ「ん、落ちたんすね。」
はる「(笑) そんなサラッと言えるようなことじゃないけどね」
くろせ「ん、落ちた…って(笑)」
――はるさんは卒業式のエピソードありますか?
はる「うちも卒業式で泣いた記憶が無くて。それは何でかっていうと、卒業式ってすっごい練習させられるじゃないですか」
くろせ「するする」
はる「あれのおかげでね。全く感動が無くて(笑)」
くろせ「(笑)」
はる「一人、めちゃめちゃ冷めてるみたいなさ。『次、こういう台詞言うんでしょ』みたいな」
くろせ「知ってる、知ってるみたいな」
はる「そうそう。ここで立って座ってみたいな」
――卒業式の練習での思い出もある?
くろせ「他大学組は絶対的に時間が取れないから、卒業式はぶっつけ本番だった」
はる「そうなんだ。それって…どうなの?」
くろせ「んー…。まぁ、そんなに。いいんじゃない?」
はる「そっか」
くろせ「みんなが立って座ってってしてた時に、我々は何をしていたかっていうと参考書を開く」
はる「(笑)そうだよね、そうなるよね、もう次に進まないとみたいな」
くろせ「そうそう。個々の大学終わったら次々って(笑)」
はる「やばいなぁ、これさ。もし聞いてる子たちに高校生とか中学生の子いたらもう激怒だよ(笑)」
くろせ「うん(笑)」
はる「こんな大人になっちゃいけないと思うんでね(笑)」
くろせ「我々は反面教師なんでね(笑)」
――卒業式終わった後といえば…
はる「好きな子の制服のボタンを狙いに行く。みたいなのがあるじゃないですか」
くろせ「はいはい」
はる「あれね、行ったんですよ。中学校の時に。」
くろせ「おぉ!」
はる「(笑) 仲の良い友達に『ごめん、ちょっと付いて来て!』って言って行った。行ったんですけど。声かける前ぐらいからもう全部ボタンが無かった気がして」
くろせ「(失笑)」
はる「『あぁ…。』ってなったよね」
くろせ「すげぇ、そんなことある?(笑)」
はる「そう。でも卒業式前の最後のクラスの席替えの時に、好きだった男の子と隣の席になったんだよね」
くろせ「お?」
はる「うん。だからうちばボタン貰えなかったけど、その子のメルアドはゲットしたっていう」
くろせ「おー…!でもいい収穫っスね」
はる「収穫て!(笑) もうちょっとさ、表現変えようよ」
くろせ「んー…、押収?」
はる「もっと悪くなってんじゃん!(笑)」
――卒業式の日に告白される?
はる「好きって言ってくれてた子から呼び止められたことはあるんだけど。卒業式の日に」
くろせ「おぉ!」
はる「で、なんかあるのかな?って思ったんだけど。何も無かったよね(笑)」
くろせ「無いんかい!」
はる「(笑)うちも知ってたんだよ。好きかもって言ってくれてる男の子の存在は知ってたし。でも直接言われた訳じゃないから、こっちから『ねぇ、好きなんでしょ?』とは言えないじゃん」
くろせ「ちょっと凄い女だよね」
はる「そうそう(笑) どんだけ自信過剰なの?てなるから。向こうからアクションを起こしてくれないとって思ってたんだけど…。何も無かったからそのまま卒業になっちゃたんだよね」
くろせ「それはでも、ちょっと悲しいね」
全編を聞きたい方はこちら。
『FMはるくろ #3 卒業式は涙色?』